皆様ご無沙汰しています！！
以前にアナウンスしていましたとおり第51次日本南極地域観測隊に選抜され、7月から東京立川の国立極地研究所で4ヶ月間の訓練や準備期間を経て、11月13日に南極の昭和基地に到着しました。

今回僕は11月24日に日本を出発し、砕氷艦「しらせ」で昭和基地入りする観測隊本隊とは別に、先遣隊5人のメンバーの内の１人として空路昭和基地入りしました。
空路で昭和基地入りする隊員は観測隊50年の歴史上初めてということもあり、シンガポール、南アフリカのケープタウン経由の後、南極観測参加11カ国で共同運航する輸送機に乗り込みロシアが管理するノボラザレフスカヤ南極基地、ベルギーのプリンセス・エリザベス基地を経て、日本を出てから9日目にしてようやく昭和基地に到着したのでした。
昭和基地では50次隊の皆さんの温かい歓迎を受け、徐々に南極での暮らしに慣れつつあるといったところです。
仕事のほうでも50次隊からの引継ぎ業務が着々と始まり、昨日まで4日間の行程で海氷上のルート工作などの引継ぎ旅行に行ってきたところです。
雪上車に乗り一面凍りついた海の上をひたすら走り、ペンギンのルッカリー（営巣地）や海氷上に浮かぶ巨大な氷山を見ていると「南極に来た！！」という実感がこみ上げてきます。

12月に入ると51次本隊が到着し業務もますます忙しくなってきますが、出来るだけ南極情報を発信していきたいと思います。
また「南極ってどんなところ？」などなどありましたら是非ご質問いただければと思います。
尚、南極観測隊参加にあたりたくさんの方々からのご支援・ご協力をいただきましたことを改めて御礼を申し上げます。
第51次日本南極地域観測隊　立本明広